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Works

みみなりbased on our obsessed ears for Clarinet and Electronics
山田奈直との共作作品、ライブエレクトロニクス作品
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複数人による共創という作曲方法を模索した最初の作品です。
今回は、作曲家2人でなるべく同時に共に一つのものを創りあげていくことを目指しました。

 

“かねてより、共作に興味があり、個人の創作では辿り着かない地点に誘われる、という共創体験に憧れてきました。

 

今回は、大学の一つ上の先輩で、学部から6年間、お互いの創作をよく知る山田奈直さんに声をかけ、彼女が7年前に制作したクラリネットとピアノのための「みみなり」を、タイトルをそのままに、互いのみみなり体験や音楽観を踏まえながら、再共創することを試みました。

譜面制作とMAXパッチ制作という大雑把な役割分担はありながらも、なるべく互いに顔を合わせ、実際に楽器を扱いながら、どちらのパートも常に2人で創るように制作が進められました。相手の音楽観や癖がダイレクトに流れ込んでくる創作過程は、とても特別な体験になりました。(小栗)

 

皆さんの耳鳴りはどんな音がしますか?

「魔女に取り憑かれた耳」と言われ、太古の昔から人々を苦しめてきた耳鳴りですが、その予兆と純度の高い音色、そして徐々に収束していく音像は、人間由来のものとは思えない均質な美しさを持っていると思います。

今回の共作では、2人でB管クラリネットを探求し、通常の奏法では得られない魅力的な音色にたどり着きました。それらとライブエレクトロニクスが組み合わさることによって生まれる新しい「みみなり」をどうぞお楽しみください。(山田)

 

最後に、より作品をお楽しみいただくために、譜面冒頭のインストラクションを共有します。

「この作品には、クラリネットパート、エレクトロニクスパート共に、よく注意を払わなければ聞こえないレベルの小さな音の見え隠れを味わう演出が含まれます。わずかな音、わずかなズレ、わずかな違和感と、それを味わう姿勢が楽曲に命を吹き込みます。」”

 2022/9/17 音大交流演奏会 初演時のプログラムノートより



動画

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