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Works

その犬は花咲かす灰に宿る for fl. 2vn. vc. perc.
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2_その犬は花咲かす灰に宿る.jpg

“ある日転がり込んできた犬のことを、おじいさんとおばあさんは大層可愛がって育てた。犬は感謝の気持ちを示そうとするが、無残にも隣の悪いおじいさんおばあさんの欲に振り回され、乱暴に扱われ、そして殺されてしまった。 犬は、それでもなお、臼に宿って精一杯の気持ちを伝える。燃やされて、灰になっても。 その灰が風に舞い、枯れ木に花を咲かせた情景は、一体誰に何を思わせたのか。 ”     --2018/11/13 初演時のプログラム・ノートより


民話「花咲かじいさん」で、可愛がって育て上げた犬がその感謝を伝える行為をしたために酷く殺され、臼や灰という姿でおじいさんとおばあさんのもとに留まることもなく、花を咲かせて(その桜もまた儚く散ってしまうものなのに)姿を消したこの一連の物語は、犬やおじいさんおばあさんにとって救いある結末だったのか、残虐死の果ての灰が花を咲かせた様子はその場にいる人たちにどう映ったのか、という疑問から生まれた作品です。

この作品では、フルート奏者はメインの奏者にあたります。ただし、一般的な室内アンサンブルのソリストのようにヴィルトゥオーゾを求められることもなく、アンサンブルの中で主要な旋律を多く担うというようなこともありません。
また、最初のペットボトルや紙やすり、スポンジのサウンドは、楽器の奏者が兼任することもできますが、助演者を立ててこの部分を任せることもできます。

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